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2013年4月12日 (金)

解雇の自由化を考える 4

松下電器の創業者の松下幸之助氏にこんな話があります。

不景気で、社員の間で自分たちがいつ解雇されるかわからないと不安になっていたとき、社長の松下氏は、こんなことを社員に言いました。

社員に辞めてもらう気はありません。だから、商品を売ってきてください。

それで社員たちは頑張ったそうです。

今、社員を解雇しやすくしようと自民党や大企業の一部が動いていますが、この松下氏の言葉を噛み締めて欲しいですね。

社員の解雇をしやすくできたら、経営者は劣化するでしょうね。

会社の経営がうまくいかなければ社員を解雇すればいいよって考えて、慎重な判断をしなくなるのでは。

これを家庭に当てはめて考えたらわかると思います。

それぞれの家庭では収入と支出とを考えて、家族がそれなりの我慢をしても、みんなが安心できるように、夫婦で頑張っているのです。

でも、家計が苦しくなったら、子どもを捨てたら支出が減るんだからと考えたらどうでしょう。

何をバカなと思うでしょう。
この発想です。経営がうまくいかなければ社員を捨てたらいいと。

経営者として社員を守るのは当然だと私は思います。法律以前の経営者としての気概や倫理でしょう。

この気概や倫理をもたなくてもいいんだよって法律が決めたら、経営者のレベルは落ちます。

もし、私が経営者だったら社員を捨てたりはしません。だって、自分が頼んで自分の会社に人生や生活を託させたのですから。

だって、自分が幸せにしますって約束して、自分と一緒に苦楽を過ごしているパートナーを自分がやっていけないからと捨てることはできないでしょう。同じようなものでしょう。

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