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2013年12月30日 (月)

幸福の科学を考える 7 (酒井雄哉大阿闍梨への論難を検証する 3)

幸福の科学総裁の大川隆法氏は、去る2013年9月に遷化された酒井雄哉大阿闍梨の「霊言」と称して、その様子を収録し、それを幸福の科学の支部などでいわばビデオ観賞会をやり、観賞した会員に献金させ、また、本にまでして売っています。

酒井雄哉大阿闍梨が「世の中に認められたくて千日回峯行をした」と告白?したとするが、これは酒井師の著者や法話、私は直接伺うことができたが、それからして事実と違います。

次に、酒井師の霊が「病に倒れるはずがない」とご自身の健康を過信したことを語ったとされるが、酒井師は2012年にはよく「いつころっと死ぬかわからない。手術したからって明日死ぬかもしれない。だったら、手術にかかるお金を青少年のために向けてもらいたい」とおっしゃっていました。私自身が直接何度か伺っています。酒井師ご自身は、いつ死ぬことも平坦に向き合われた言葉をよくおっしゃっていました。

そこからして、大川氏の口から出る霊言なるものは、事実と違います。もし、霊言なるもののほうが本音だと主張するならば、霊言なるものの信憑性を確かめる術もありません。つまりは、大川氏のやっていることを信じるか否かというしかありません。となれば、単なる演技や、故意でなければ病的な現象と言われても筋立って反論できる余地もないのです。

私は、何度も直接、酒井師にお目にかかり、お話を伺う機会に恵まれましたから、このように言えますが、幸福の科学の会員と思われる方々のブログを読んでいると、大川氏の口から出る霊言なるものを真に受けているに過ぎないと考えます。それは、大川氏への無批判の上に成り立つ信仰と、生前に本人に会うことが無かったことによる思考の判断材料の欠如によって成り立つ思考なのでしょう。

酒井師がご自身は悟った存在だのと口にされ、大衆を惑わしたことは事実でしょうか。私は、酒井師がご自身が悟った存在だのとおっしゃったのは聴いていません。もし、そのようなことを言われたならば、酒井師の著者や対談集、ビデオなどを示していただきたいものです。

それに比べ、大川氏は自分を再誕の仏陀、現成の仏陀だのと称していますが、何を根拠にしているのでしょうか。それだけ言うのであれば、文献的論証(文証)に耐え得る根拠があるのでしょうか。仏教を持ち出すのであれば、原始仏教経典や大乗仏教経典などの中から、その根拠を示すべき、いや、そのくらいができなくては、再誕の仏陀や現成の仏陀などを騙るには程遠いのです。

大川氏は、酒井師に、悟ったフリをして多くの人々を欺くのは大妄語だと諭していますが、ならば、その言葉はそのまま自分に跳ね返ると知るべきです。

悟ってもいないのに悟ったと騙るのは大妄語。その罪は大変重く、大川氏がよく持ち出す地獄に堕ちる所業とは、まさにこのことです。

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