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2013年12月14日 (土)

和顔愛語

和顔愛語

「わげんあいご」と読みます。「穏やかな笑顔と、優しい言葉」という意味です。

元々は仏教の言葉です。お茶(茶道)でも、この言葉はつかわれます。

仏教で使われる意味からお話しますと、「施」(せ)というのを仏教では大切にします。よく「お布施」と言いますが、「お布施」と言うと、今ではお坊さんに差し上げるお金のことばかりを言います。

しかし、本来は、お坊さんだけでなく、他の方に何かを差し上げるのが「施」なのです。

少し難しく言いますと、「施」には3つあるとされ、「法施」「財施」「無財施」と分けられます。

先ず、「法施」とは、他の人々に本当の安らぎ・幸せに導くようなことを教えて差し上げることです。

次に、「財施」とは、自分の持っているお金や物を差し上げることです。

次に、「無財施」とは、お金や物を差し上げるのではなく、自分の言葉や行為を差し上げるものです。

「和顔」や「愛語」は7つある「無財施」(無財の七施、読み:「むざいのしちせ」)の中のものです。

私たちが笑顔や優しい言葉で他人に接するのにお金も何もいりません。

なのに、朝起きれば、ダンナ(奥さん)、子どもにイヤな顔を見せ、イヤなことを言い、職場に行けば、またイヤな顔を見せ、イヤなことを言い、家に帰ると、またダンナ(奥さん)、子どもにイヤな顔を見せ、イヤなことを言う、そういう毎日を過ごしている人が多いものです。

そうやって、相手にイヤな思いをさせながら、自分もイヤな思いをするのですね。

それでも、相手に「優しい言葉をかけてよ」「笑顔を見せてよ」と思いながら、自分がそれをしないのですね。

相手を笑わせようとおかしい顔をしたら、相手が笑った。それを見て、自分もおかしくなって笑った。

世の中とはそういうものではないでしょうか。

先ずは自分が相手にしてあげる番ではないでしょうか?

なんでタダで誰でもできることをしないのでしょうか?

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