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2013年12月21日 (土)

幸福の科学を考える (幸福の科学の会員数は?) 5

(前の記事もお読みください。以下は、その続きです)

大川氏は日本の憲法を新たなものにして、大統領制をしき、その座に自らが就こうとした。そのためにも幸福実現党を結成して政界進出を図ったというのが、私の見方だ。

では、それを支える票数となる幸福の科学の会員数は?

幸福の科学の会員数はどれだけいるのか?これについて参考になる資料を大きく3つ挙げよう。

一つは、『文藝春秋』(2009年8月号)で、大川隆法氏が語った会員数。

大川氏は「1100万人」の会員がいると語った。

その会員数の根拠として、幸福の科学の経典『正心法語』の発行累計とした。

しかし、彼が挙げた『正心法語』の発行累計が正しいとしても、それは発行累計であって、一人で複数を持っている場合もあるだろうし、一人が改訂の度に新たなものを持つこともあるだろう。

二つ目に、幸福実現党の得票数である。

2010年の参議院選挙での幸福実現党の得票数は、229,026票である。この票数は政党名で投票されたものと、幸福実現党から立候補した個人名で投票されたものの合計となる。

当然、この得票には幸福の科学会員だけでなく、政党の政策・主張に共鳴をした非会員、あるいは他の政党に投票したいと思わないからという消極的な白票に近い意思での得票なども含まれるだろう。

2009年の衆議院議員総選挙では、小選挙区288人、比例区49人の計337人を立候補させるも、全員落選。

その後の幸福実現党が公式ホームページに掲載した総括として、全員落選の要因として、準備不足と、幸福の科学会員には投票行動の自由があったためとした。

準備不足は否めない。しかし、会員がエル・カンターレと称して崇拝対象にしている大川氏が立党し、その大川氏が強力に支持を呼びかけたにもかかわらず、(1100万人いるとした)会員のほとんどが幸福実現党以外に投票、あるいは棄権したとしたら、それは宗教団体、特に新宗教団体としては統率もとれていない、会員の志向が教祖(教団)から乖離しているとしか言えない。もっと言えば宗教団体としての体をなしていない、存亡の危機くらいの状態である。投票行動の自由があったための全員落選とは、教団自らが教祖(教団)と会員との乖離を自認したようなものだ。

むしろその程度の得票に似合うだけの会員数と言ったほうが自然だ。しかし、教団を大きく見せることに力を入れてきたこともあり、実数とは大きくかけ離れた。 だか、それに触れることはあたかもタブー視され、それに触れることは教団批判のような扱いにされたのではないか。それで、いつの間にか数字だけが一人歩きしたのではないか。

三つ目に、幸福実現党の党員数である。

平成25年11月30日定期発表の平成24年度分の党員は11331名である。

幸福の科学会員の党員登録が多いと思うが、中には非会員で党の政策や理念に共感して、あるいはお付き合いで入党している場合もあるだろう。

以上の三つの数字で、幸福の科学の実会員数に近いのはどれだろう。

私は、幸福実現党の党員数と幸福実現党の得票数との間と観る。それも幸福実現党の党員数のほうに近い数字が実会員数だと考える。

もちろん幸福実現党の党員数と幸福実現党の得票数は成人だけの人数となる。だから、そこに未成年者を加味しないとならないが、宗教集団という特質上、未成年者が特に多いとは考えられない。

となると、多くても10万人規模の教団ではないかと推定できる。

大川氏の挙げた「1100万人」はあまりにも現実から乖離しているとしか言えない。

しかし、2009年当時は大川氏は本気で会員数1100万人規模の教団だと信じていたのだろう。

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