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2014年6月 5日 (木)

幸福の科学の大川氏、今度も日蓮聖人の騙りか

以下の太字にしてある記事は『ザ・リバティ』という幸福の科学出版株式会社の月刊誌の公式HPからの転載です。

日蓮聖人の霊は集団的自衛権を認めない日蓮宗信徒に一喝

公開霊言抜粋レポート 日蓮聖人が宗教者の立場から語った「戦争と平和」

日本はアジアの秩序を守り、繁栄をつくれ

2014年5月30日収録

5月31日緊急発刊 日蓮聖人「戦争と平和」を語る 日蓮聖人「戦争と平和」を語る 集団的自衛権と日本の未来 大川隆法著 幸福の科学出版  

安倍晋三首相が進める集団的自衛権の行使容認をめぐって、今国会で集中審議が行われている。安倍首相は、5月末の参院外交防衛委員会で、集団的自衛権の容認を閣議決定し、その内容を「日米防衛協力のための指針(ガイドライン)」に反映させたい考えを明らかにした。

しかし、同じ与党である公明党は、集団的自衛権の行使容認に難色を示しており、同党の支持母体である創価学会も、行使を認めてこなかった従来の政府見解を支持している。また、一部のマスコミは、「集団的自衛権を認めてしまえば、日本はアメリカの戦争につき合わされてしまう」などと、激しく抵抗している。  その一方で、最近、南シナ海では、中国が石油掘削を一方的に始め、中国の公船がベトナムの漁船を沈めるなど、事実上の"戦争状態"に突入している。

日本を取り巻く情勢が悪化する中、集団的自衛権をどう考えるべきなのか。幸福の科学の大川隆法総裁は、日蓮聖人の霊を呼び、宗教者から見た「戦争と平和」について聞いた。 集団的自衛権に反対する者は日蓮宗信徒に非ず

日蓮は、現在ある日蓮宗や、かつてその流れを汲んでいた創価学会などを念頭に置き、「宗教的な信念を通すというよりは、自分たちの票を伸ばすために、世論やマスコミに迎合し過ぎていて、日蓮宗の本来の姿ではない」と苦言を呈した。その上で、「日蓮宗を名乗る者、あるいはその流れを引くと称する者が、危機に反応せず、平和主義を唱えているが、日蓮の教えを学んでいる者とは言えない」と、日蓮宗信徒は信仰心を失っていると指摘した。

また、先の大戦の反動として平和主義を唱えていることについても、日蓮は、「大東亜共栄圏の構想の中には、植民地解放という理念は入っていて、戦争の局部を見れば、悲惨な部分などがあったかもしれないが、大局的に見れば、その目的は果たし得た」と語り、太平洋戦争は、必ずしも侵略戦争ではなかったという見解を示した。

生前の日蓮は、内憂外患の危機を訴えた預言者であり、鎌倉幕府や日本全体に警告を発していた。日蓮を信奉する信者が、危機のさなかにおいて集団的自衛権や戦争に反対することは、師の教えや生き方についての理解が不十分といえる。 創価学会も、「従来の政府見解に反するからだ」と集団的自衛権に反対しているが、それは宗教団体の発言としては価値観が弱いのではないか。 仏陀は戦争の善悪に答えている  現代の日本では、「平和=善」「戦争=悪」という単純な図式に当てはめられた議論が多い。憲法改正の議論でも、その傾向が強く表れ、憲法9条さえ守っていれば平和が維持できると考える"9条信者"と揶揄される人まで出てきている。

そうした背景には、暴力を忌避する考え方もあるが、このことについて、日蓮は、仏教の戒律である「不殺生(殺すなかれ)」を例示しながら、「国対国の戦いが起きるような状況では、それは必ずしも神仏の教えとは言えない」と述べ、個人と国家間では考え方が違うとした。実際、不幸なことに、不殺生戒を頑なに守った結果、釈迦が生まれた国は滅んでしまった。  さらに、日蓮は「(仏陀は)徳治主義的な民主主義の下で、みんなが幸福に暮らしているとか、礼節を守っているか、宗教心があるかという点検があって、そういう正しい国には、攻めてはならないと明言している」と述べ、戦争には善悪の基準が明らかにあるとした。 日本はアジアのリーダーになるべきだ

日蓮が語った点検項目に照らしてみると、近年の中国の周辺諸国を恫喝し、侵略主義的な行為は許されるものとは言い難い。安倍晋三首相が集団的自衛権に関する閣議決定を急ぐのも、中国の脅威を想定してのことであるが、このまま中国の横暴を許していては、日本とアジアの国々が飲み込まれてしまう。

日蓮は、もし、中国の脅威を前にして、日本がベトナムやフィリピンなどの国を支援しなければ、「アジアのリーダーとしては失格になる」と述べた。実際、アジア諸国の多くの国は、安倍首相の「積極的平和主義」を評価しており、東南アジア諸国連合(ASEAN)を支援してもらいたいと考えている。集団的自衛権の憲法解釈変更についても、「やらないよりはマシだ」と語り、安倍氏の動きを評価しつつも、さらなる国防の強化を要望した。

最後に、日蓮は、人類の命題でもある「戦争と平和」について次のように語った。 「『戦争か平和か』という二者択一の問題ではなくて、『神の御計画に沿っているか、沿っていないか』という判断であると知っていただきたい」  自由や民主主義、宗教心を大切にする仏教的精神に反する中国の悪を押しとどめることは、神仏の意思にかなうものだ。日蓮も、「自分たちの側に神仏のご加護があると思うなら、信じて行動すべき」と語っている。生前の日蓮の言葉を軽視した当時の鎌倉幕府の二の舞を演じてはならない。日本が取るべき道は、中国の脅威に屈せず、アジアの平和と繁栄を守り抜くことだ。

他にも、日蓮は、以下の論点など、様々なことを語った。 • アメリカの「正義」は正しいのか? • 「〇〇」に天変地異が起きる!? • 幸福の科学の草創期ではどんな関わりをしていたか • 「戦前の教育=悪」に対する評価 • 太平洋戦争をどう見る?

(以上、引用了)

以上の記事は幸福の科学系の月刊誌『ザ・リバティ』の公式ホームページから転載しました。

前にもこのブログで書きましたが、幸福の科学総裁の大川隆法氏がどのような考えをもとうと、それは個人の自由です。

その大川氏が講演の中で、持論を展開するのも自由でしょう。

ただし、この大川氏の論法の決定的な欠陥は、考えの中身以前に、自分の言葉として語らないで他人の言葉として語ることです。

それも、他人の過去の発言や著作を引き出して、「あの人はこう言った」と語って、持論を補強するならばともかく、「霊言」なる、他人の守護霊や霊の言葉が大川氏の口から出て来る設定にして、それをもって、誰々がこう言った(この言葉こそ本人の本音だ)、と話し本にするのです。

今回の日蓮聖人でいえば、日蓮聖人の御遺文(お手紙や著作など)を引き合いに平和や戦争、集団的自衛権、閣議決定での憲法解釈による集団的自衛権の容認などについて、「日蓮聖人はお手紙にこのように書いてあるから、このように解釈できるだろう」というならば理解はできます。しかし、「霊言」なるもので日蓮聖人の考えを発表されても全く信用などできません。

ただ、他人の名を勝手に使って本を売ろうだの、自分の思いを他人の言葉のように騙るのはおかしいことです。

創造主、地球の最高神の設定の「大川隆法」氏。なぜ、自分の言葉で教えを説かないのか、そこにこの教団の大きな欠陥があると断ぜざるを得ないのです。

「神」が自らの言葉として教えを説かないで、他人の「霊言」にすがっている宗教など他にありません。もし、他人の霊言にすがっていない、と反論されるならば、大川氏が霊言を語る前に、その招霊する言葉を聞いてください。「ここ幸福の科学本部においでになって、われらにご指導を賜りますようお願いいたします」などと唱えるではないですか。

たとえば、教師がある生徒に「この問題についてわかりませんので、みなさんに教えて下さい」と願いますか。ある訳がありません。

あるいは、教師が「生徒の誰々が君のやっていることは悪いことだと言っていたから、先生は叱っているのだぞ」と注意をするのでしょうか。そんなことは有り得ません。教師が生徒の言葉だとして指導するなどやってはいけないこと。それは当たり前のことです。

同じことを大川氏はやっているのです。自身を神だとしながら、他人の言葉「霊言」だとして、それを信者の指導に使うなど設定も論理も破綻しています。

なぜ大川氏は自分の言葉として語り、自分の名前で本を出版しないのでしょうか。

ちなみに「予言」が外れたときは、その霊の誤りだのと言い逃れてしまいます。つまりは自分が責任をとらずにいられるようにする仕掛け・言い訳なのでしょうが、それが大川氏自身のやっていることの矛盾や破綻だと本人も気付かないようです。

あるいは、単に「イタコ」のように霊媒の役しかできないから、自分の言葉で語り自分の名前で出版ができないのでしょうか(それも霊能力が本当にあるならばの話です)。

そもそも「神」が他人の「霊言」を語れる能力があると自慢しても、それは「神」に必要な能力ではありません。他人の言葉を語るよりも、自らが真実を語ることこそが「神」にふさわしい能力ではないですか。

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