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2014年8月 5日 (火)

サントリーの裏にあった別の事件

サントリーに賠償命令=パワハラで休職―東京地裁

時事通信 7月31日(木)21時37分配信    

 サントリーホールディングスの男性社員が、上司からパワハラを受けて休職を余儀なくされたとして、同社と上司らに約2400万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が31日、東京地裁であった。本多知成裁判長はパワハラを認め、同社と上司に297万円の支払いを命じた。
 本多裁判長は、中堅社員だった男性に上司が「新入社員以下だ」などと発言したことについて、「注意や指導としての許容限度を超える」と判断した。
 判決によると、男性は2006年4月から上司と同じ部署に所属。開発を担当していたシステムの稼働開始を前に上司からの指導回数が増えて精神的に追い詰められ、07年4月にうつ病と診断された。別の部署に配置換えとなった後、一時休職した。
 サントリーホールディングス広報部の話 主張が認められず残念。控訴も検討する。

(以上、転載了) 

サントリーホールディングス広報部の話 主張が認められず残念。控訴も検討する。」とありますが、どのような主張かも気になりますが、男性社員がうつ病になった原因をどのように説明するのでしょうか。上司の「指導」なるものと「うつ病」との間に裁判所は因果関係を認めたものの、当事者サントリーは認めようとはしないのです。つまりは上司のやったことは「パワハラ」ではなくて「指導」だとして責任を回避しようとしているのです。

しかし、社内のパワハラの存在さえも認めないとしたら、社員の健康管理・労務管理という雇用者側の責務を放棄したと言われませんか。社員が健康的に勤務できるように方策をとり、もし、社員にとって不健全な労働環境が生じたと発見したら改善する、その責務を放棄してしまったら、企業の労働環境は悪化します。たとえば上司と部下との関係も一つの労働環境です。その関係が仕事上必要なものとは違い、あるいは超えてしまえば、それは「仕事」ではなくて「暴力」です。それを企業が「黙認した」「見て見ぬふりをした」と考えられるのです。

うつ病の一つの症状として自死念慮があります。うつ病に追い込まれることで、死にまで追いやられるケースもあるのです。

それほどうつ病は深刻な問題であるし、そのうつ病を発症する原因にパワハラは十分にあてはまると考えられます。

事実、私の友人の親族はサントリーで上司によるパワハラと過労によって心身ともに追い詰められ、ついに命をおとしました。

この事実は表沙汰にならないようにサントリー側に仕組まれ、これまで「封印」されてきました。

しかし、今回の事件でも社内では、知人の親族の命を奪ったパワハラ事件が何の教訓にも戒めにもなっていなかったのです。そればかりか、パワハラを社内で起こしたサントリー側が被害社員の訴えに「控訴」で応じると公言するなど反省の片鱗さえ見せません。

そこで、友人(実名を明らかにしても構わないと言われましたが、今回は伏せておきます)は親族を亡くした悲しみや悔しさを抱えながらも、サントリーで二度と同じような悲惨な事件が起きないことを願って、サントリーの従業員だけでなく、働く人一般にパワハラで追い詰められないよう勇気をもって訴えることの大切さをネットなどで書いてきました。しかし、その思いを裏切るような事件を他でも起こし、被害を受けた社員の訴えを控訴で対抗して事件の存在を消そうとしたのです。

そこで、サントリーでパワハラで死にまで追いやった事件があったことを明らかにして、この問題を提起します。

つまり企業の社会的責任とは何か、企業の従業員への責務とは何かが問われているのです。そして、上司は「指導」とすれば部下に何を言っても容認されるものなのか、それによって部下がうつ病といった精神疾患、あるいは命をおとすといった結果を招こうとも、その責任は問われることは無いのか、そのような上司の監督責任は企業には無いのか、などの問題があるのです。

今後、友人はこの事件についてブログなどでも詳細を明らかにすることでしょう。

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コメント

どうもはじめまして。

>事実、私の友人の親族はサントリーで上司によるパワハラと過労によって心身ともに追い詰められ、ついに命をおとしました。

この事実は表沙汰にならないようにサントリー側に仕組まれ、これまで「封印」されてきました。

絶句しました…。
嫌になってきますね、本当に。
昔から(ひょっとして戦後から?!)あったでしょうが、
表沙汰にならなかっただけでしょうかね。
ここ数年、急に出てきた感じがして…。


>つまり企業の社会的責任とは何か、企業の従業員への責務とは何かが問われているのです。そして、上司は「指導」とすれば部下に何を言っても容認されるものなのか、それによって部下がうつ病といった精神疾患、あるいは命をおとすといった結果を招こうとも、その責任は問われることは無いのか、そのような上司の監督責任は企業には無いのか、などの問題があるのです。

国レベルでやって欲しいくらいですね。

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