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2015年2月 6日 (金)

今年の幸福の科学の動向 その4

幸福の科学大学の開学が大学設置委員会からの答申で「不可」となり、それを受けて、下村博文文部科学大臣が大学設置を不許可とした。

これによって、2015年4月からの開学はできなくなった。

そこで、幸福の科学(学園)は3方向の対応をしている。

一つは、下村大臣らに抗議し、開学の不認可の撤回を求めている。

二つ目に、開学の不認可を「平成の宗教弾圧」と銘打って、下村大臣の私怨や、安倍内閣の失策のスケープ・ゴートにされたために開学が不認可になったと信者や一般には出版物などで訴えている。

三つ目に、2015年4月から「現代の松下村塾 ハッピー・サイエンス・ユニバーシティー(HSU)」の名で私塾として開講しようとしている。

さて、問題は、この三つ目の私塾としての開講を教団は2014年12月に発表したものの、その後、何ら具体的な説明が出ていないことだ。

2015年4月まであと2ヶ月しかないのに、少なくても2015年1月29日現在、宗教法人幸福の科学や幸福の科学大学、幸福の科学学園の公式HPでも入塾者募集案内などの発表がない。しかし、ネットには情報提供者からの募集要項の画像が載っている。

これを見ると、

入塾条件は3月31日時点での三帰信者となっている。

入塾金は20万円、年間の学費は人間幸福学部と経営成功学部で年間83万円、未来産業学部は103万円となっている。

ほかに入寮費は5万円、寮費(食費を含む)は年間67万円とある(入塾1年目はなるべく入寮するよう勧めるとある)。

また別途、教科書代がかかるそうだ。

となると、1年目に175万円(人間幸福学部、経営成功学部)か、195万円(未来産業学部)はかかることになる。

そこに教科書代を含めて諸経費がかかる。

入塾条件を読むと、一般向けの塾でもなく、広く一般を募集することもないので、HPなどで広報をする必要もないということになる。となると、募集要項を配布するとなると幸福の科学の施設や幸福の科学学園内にとどまっているのだろう。

しかし考えられる難題もある。

先ず、私塾である以上、4年間の課程を修了し卒塾しても「大学卒業」や「学士号」は認められないことだ。

卒塾後の就職についても、教団、教団関連企業、信者の経営する企業への就職か、家業を継ぐ、あるいは高校卒業者として自力での開拓しかない(学校教育法で認められた大学でないのだから、教員免許を取得できないのだから母校の幸福の科学学園の教壇に立つこともできない)。

それでも2015年4月の入塾を幸福の科学学園(那須校)の3年生に勧めたら軋轢が生じるのは明らかである。

塾に入るためにわざわざ全寮制の高校に入学し卒業したのかとなって、保護者や生徒からは反発もあるだろう(もっと言えば、幸福の科学学園の入学志願者が減る可能性は高くなる)。

そして、開講する以上は、卒塾者には教団(教団関連企業)への就職を特典にする必要があろうが、教団(教団関連企業)に卒塾生全員を受け入れられるだけの財力があるのかも問題になる。

そして、幸福の科学はこれまで高学歴の人を採用してきた経緯がある。大川氏自身に高学歴の人たちの上に立つ優越感があるからなのだろう。しかし、塾出身者を優先的に採用するとなると、大川氏の優越感を満たせなくなる。それに大川氏が耐えられるのか。

あるいは、もし就職できない卒塾者だけを生む事態になれば、卒塾者らは「植福」(献金)をするだけの経済的余裕がないのだから、結果、幸福の科学の収入が減る結果にもなる。

また、たとえ入塾者が少なくても(おそらく入塾者は少ないと予想するが)、私塾として機能させるとなると、経費を節減しようとも相当の人件費や施設管理費などの経費がかかる。

入塾者からの収入に対して、支出のほうが多くなるのは避けられない(維持費を「植福」(献金)で賄うとしても、教団としてはほかにも「植福」はほしいはずで、明らかに「植福」での補填が必要な赤字部門をつくりたくないのではないのか)。

しかし、2015年4月になって塾さえも開講していなければ、幸福の科学がこれまで「植福」(献金)を募り、多額の費用を投入した事業が完全に頓挫したことを意味してしまう。

百数十億円が投入されたという完成した建物だけが存在することになる(未使用のまま廃墟化するのか)。

大学はおろか私塾さえも開講できないとなれば、信者にどのように理解を得られる説明をするのか、苦慮しているのではないか。

当初は大学がダメならば私塾の開講で信者に理解を得ようとしたのだろう。しかし、これらの問題の解決は先々求められるだろう。

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