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2015年6月17日 (水)

宗教の禁じ手をやった幸福の科学 その3

(前回につづく)

大川隆法氏の著書『宗教学から観た「幸福の科学」学入門』にこのような一文があります。

幸福の科学は、教えのなかに資本主義的な経済原理を導入し、原始仏教や原始キリスト教のなかで考え方として薄かった「貨幣経済に対する親和性の部分」の“軛”を切り、解き放ち、それでも、「個人としての心の透明性や悟りを求めつつ、この世的にも一定の繁栄を求めるということの可能性」を求めているわけです。
これが、実験的に成功するかどうかは、一定の時間が証明することになるでしょう。

(122ページ)

この文を読むと、幸福の科学では、資本主義的な経済原理を導入することで個人がこの世で繁栄するかの実験をやっている、この実験が成功か失敗かが分かるには時間がかかる、ということです。

普通、宗教では、「これをすればこうなります」と行為と結果の因果連関を教えます。

ところが、大川氏(幸福の科学)は「これをやってみたら、どうなるかは分かりませんがやってみるのです」と教えるのです。

「私(大川氏)の仮説を実験してみたら、結果は分かりませんが実験してみるのです」ということです。

大川氏がはっきり言うように「実験」です。
その実験の「仮説」にあたるものを幸福の科学(大川氏)では「真理」と言っていることになります。

となると、幸福の科学では信者を使った実験をしているということになります。

ということは、幸福の科学とは宗教団体というよりは、大川氏が自分の思い(考え)を実際の社会や生活に導入するとどうなるかを確かめるために信者を使って実験する団体ということになります。

そうなると、

大川隆法氏=実験者
幸福の科学の教義や大川氏の著書=(幸福の科学(大川氏)が説く)「真理」=実験の仮説
幸福の科学グループの職員=実験助手
信者=被験者
幸福の科学=宗教(信者)を使って実験するための装置
幸福実現党=政治(国民)を使って実験するための装置
幸福の科学学園=教育(生徒)を使って実験するための装置

という構図に見えてきます。

皮肉なことですが、「幸福の科学」が宗教なのに、なんで教団の名称に「科学」と付くのか、その答えをにおわせる感もあります。

(つづく)

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