« 安倍首相いわく「統治権力を縛る憲法は民主政治以前の絶対王政のもの」 | トップページ | 中谷防衛大臣いわく「現在の憲法を、いかにこの法案に適応させていけばいいのか、という議論を踏まえて閣議決定を行なった」 »

2015年6月 7日 (日)

幸福の科学大学の開学が不認可になった理由を考える その4

(前回のつづき)

大学の開学を目指し、「霊言」も講義で使いたいならば、やはり「霊言」なるものを外部の研究者に批判・検証してもらい、大学で教授するに値するよう体裁を整えておく必要があったのです。

それなのに、大川氏や幸福の科学は「霊言」の検証もせずに、「霊言」などの本の年間の出版冊数とか、販売部数とか、そのような大学の開学や学問と全く関係のないことに躍起になってきたのです。

参考までに、幸福の科学系雑誌『Liverty』HPの記事の一部を転載します(太字の部分が転載箇所)

ギネス記録の2倍! 大川隆法総裁の年間著作101冊は文字通り「神業」

今年の出版界で誰もが驚愕する数字がある。1人の作家の著作が年間101冊という途方もない記録だ。大川隆法・幸福の科学グループ創始者兼総裁が、自身の持つ年間発刊点数52冊のギネス・ワールド・レコーズ(2009年11月23日~2010年11月10日)を大幅に塗り替える「世界新記録」だ。

年間101冊ということは、週2冊のペース。とても人間業ではないことは誰にでも分かる。その「秘密」は何か。101冊の内訳をみると、70冊が霊言やリーディングを収録したものだ。

(以上、転載了)

それで幸福の科学は、大川氏の年間の出版冊数はギネス級だと自慢し、それをもって大川氏の能力の高さを証明されたかのように喧伝していますが、そもそも能力の高さを証明するのは年間の出版冊数ですか?

もしかしたら、(大学の創立者となるはずだった)大川氏の能力の高さを喧伝することで大学開学の認可にもつながるとでも思ったのでしょうか。

(転載した記事は2012年のものですが、このように全く違う方向のことに躍起になっていたのが、少なくても、大学設置審議会から開学「不可」の答申が出た2014年の10月末までだったのでしょう。)

それにしても、幸福の科学の「霊言は幸福の科学の根幹になるものだ、それを認めないのは信教の自由・学問の自由の侵害だ」という理屈では通じないでしょう(その理屈で言えば、宗教行為と名づければ何でも公的に認められるべきだということになります)。

(つづく)

« 安倍首相いわく「統治権力を縛る憲法は民主政治以前の絶対王政のもの」 | トップページ | 中谷防衛大臣いわく「現在の憲法を、いかにこの法案に適応させていけばいいのか、という議論を踏まえて閣議決定を行なった」 »

幸福の科学」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1859111/60262409

この記事へのトラックバック一覧です: 幸福の科学大学の開学が不認可になった理由を考える その4:

« 安倍首相いわく「統治権力を縛る憲法は民主政治以前の絶対王政のもの」 | トップページ | 中谷防衛大臣いわく「現在の憲法を、いかにこの法案に適応させていけばいいのか、という議論を踏まえて閣議決定を行なった」 »