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2015年7月 5日 (日)

幸福の科学の信者数は? その1

『宗教年鑑』(文化庁)などでは、幸福の科学の信者数は「1100万人」としています。

以前、幸福の科学が2009年5月に幸福実現党を結成して、第45回衆議院総選挙に向かうとき、『文藝春秋』のロングインタビューに総裁の大川隆法氏は信者数を「1100万人」としていました。

一方で、創価学会は「公称」として827万世帯の信者数を出していますから、もし、この数字を真に受けたとして、1世帯に2人が住んでいると仮定したら1652万人ほどの創価学会員がいることになります。

となりますと、その創価学会が(支持)母体の公明党よりは幸福実現党の得票率(得票数)は少なくても、当選する議員はある程度は輩出できるはずです。

もし創価学会も幸福の科学も信者数がある程度正確だとしたら、単純計算で創価学会の3分の2の信者(会員)が幸福の科学にはいる計算になりますから。

幸福の科学に甘いことを言って、公明党支持の創価学会員は、これまでの選挙での実績から得た戦術や、また学会員が「F票」と呼ばれる知人・友人に頼んでの投票してもらいますますから、その面でも幸福実現党支持の幸福の科学会員は慣れていないし戦術も未熟です。

それは考慮しても、幸福の科学の会員数が「1100万人」いるならば、ある程度の議席数は獲得できるはずです。

ところが2009年7月12日の総選挙で、幸福実現党の立候補者は大川氏を含めて全員敗退。単に議席数がゼロだっただけでなく、得票数(率)でも「惨敗」。

1議席も獲得できないというのは説明がつきません。

すると、幸福実現党は総選挙後の公式見解として、敗因として、①時間がなく選挙の準備が不十分だったこと、②時間がなく認知度が低かったこと、③幸福の科学の会員には投票行動の自由があったこと、を挙げていました。

①と②の理由は理解できます。確かに5月に立党して7月に選挙ですから。わずか2ヵ月では選挙は勝てないというのも理由にはなります。

問題は③の理由です。

今でも、たとえばYahoo知恵袋で「幸福の科学が1100万人も信者がいるならば、どうして幸福実現党は選挙で当選できないのか」の質問に、幸福の科学の会員と思われる方の回答で、この理由を挙げます。

2009年7月の総選挙では、教祖・大川氏自らが近畿ブロックから比例区候補に出馬。

教祖は幸福実現党への投票を呼びかけ、教団を挙げて選挙活動をしていながら、会員には「投票行動の自由があったから」幸福実現党への得票につながらなかったでは説明がつきません。

となると、会員のほとんどは、幸福の科学の信仰をもつが、幸福の科学が政治活動をするのに反対とか、大川氏の政治理念や政策には反対だということになるのでしょうか。

つまりは、宗教としての幸福の科学は応援・支持するけれど、政治活動には反対という大多数の会員のサインということになるのですが(これは幸福の科学に1100万人の信者数がいた場合の話ですが)。

一方、選挙前の大川氏は『文藝春秋』のロングインタビューで、政界に影響力を与えるほどのかなりの議席を獲得する自信があると公言。

その自信は当の大川氏自身からすれば「ハッタリ」でも「ウソ」でもなかったと思います。

本気で政界に影響力を与えるほどのかなりの議席を獲得すると信じていたはずです。ですから自らも国会議員にもなれるチャンスと思って立候補したはずです(単に士気を鼓舞するためではないはず)。

でも、それは「思い込み」です。

幸福の科学には1100万人の信者がいるという「思い込み」。

その思い込みが大川氏を自らも出馬させた原動力になったのです。

※いずれ、この関連記事を書きたいと思います。

参考までに、拙ブログの関連記事のアドレスを下記に貼ります。クリックしてお読み下さい。

http://pundarika7.cocolog-nifty.com/blog/2015/07/post-8cff.html

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