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2015年10月31日 (土)

大川隆法氏の伝教大師最澄と酒井雄哉大阿闍梨の霊言なるものを少し検証しました その3

(前回に続く)

まず、

今回の最澄の霊言の特徴として、慢心と嫉妬心からか、仏教者にあるまじき悪口雑言が見られ、質問者に対して「うるせえな」「バカ野郎」「アホか、おまえは」などと語気強く罵る場面が多かった。これは地獄に堕ちている霊の特徴であり、最澄自身が「修行場にいる」と言いながら、その修行場自体が地獄にあることをうかがわせた。

(『ザ・リバティ』HPより転載)

と伝教大師最澄(以下、最澄と書きます)が地獄に堕ちているとまで言い放っています。これは最近のことではなく、大川氏の霊言本を読むと、それは以前から最澄は地獄に堕ちていると書いていることが分かります。

大川氏には、酒井師が行った過酷な修行と最澄とが重なるようで、

最澄の霊は、自分は今、伝統仏教界の"総帥"のような立場にあると語り、住んでいる場所については、「比叡山に良く似た」ところで、「高く、厳しく、冬は寒い」と描写。そこで多くの僧侶が修行として、山を歩き、滝行、火渡り、護摩焚きなどをしていると語った。

(『ザ・リバティ』HPより転載)

としています。

ただ、最澄が行った修行が実際はいかなるものかが分かれば、酒井師の修行とは違うことも分かります。

おそらく大川氏にとっては最澄を何故か憎悪の対象にしており、その最澄が開祖の天台宗に属していると、その僧侶も憎悪の対象になるようです。

それが酒井師であり、瀬戸内寂聴師であるのです。

つまりは酒井師や瀬戸内師を非難する理由は端的に言えば最澄が開いた天台宗に属しているからでしょう。

その大川氏の最澄への非難は、このような理由を付けています。

現代仏教僧の堕落の根源に、最澄の煩悩を肯定する思想や「誰でもインスタントに仏になれる」という日本天台の一乗思想に誤りがあることが、改めて確認された。

(『ザ・リバティ』HPより転載)

一つに、煩悩を肯定したから、二つ目に、一乗思想なるものに誤りがあるからと。

では、最澄は煩悩を肯定したとしていますが、本当にそれが最澄の思想であったのか、事実が全く検証されていません。

確かに「煩悩即菩提」という言葉があります。もしかしたら、大川氏はこの「煩悩即菩提」の思想をどこかで読み聞きしたのかもしれません。しかし、「煩悩即菩提」とは単に煩悩を肯定し賛美するものではないことを大川氏は知らないままに、煩悩の肯定や賛美と短絡的に捉えたのではないでしょうか。

大川氏が「煩悩即菩提」という言葉を知っていたという前提ですが、「煩悩即菩提」の「即」、ここでの「即」の意味、捉え方を大川氏は知らないのでしょう。

(つづく)

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コメント

>おそらく大川氏にとっては最澄を何故か憎悪の対象にしており、

 お久しぶりです。
 この憎悪の原因については、以前こんな記事を書いた事があるので、紹介しておきます。仮説の一つとして御笑覧下さい。

http://d.hatena.ne.jp/gureneko/20130904/1378292577

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