« ワタミやすき家に通じるもの | トップページ | 維新の騒動をこう見る »

2015年10月25日 (日)

大川隆法氏の「庭野日敬の霊言」なるものを少し検証してみました

幸福の科学総裁の大川隆法氏は、立正佼成会開祖(創立者)の庭野日敬師の霊言なるものを発表。それを出版までしました。
そこで下記は幸福の科学の信者と思われる方のブログから転載しました。ここで転載する記事はいくつものブログやホームページに転載されていますから、どなたかが掲載したものが次々と転載されているのでしょう。
(以下、転載)
[総裁先生のコメント]

宗教の正邪を語るのは、なかなか難しい。しかし、ジャーナリズムで正邪を判定する力はないので、宗教の中から判断する材料を提供する義務はあるのではないか、そしてニーズもあるのではないかと考えた。
一般では、宗教の何がよくて何が悪いのかが分からず、一緒くたにしていると思う。当会中心主義で排撃的になりすぎないよう、客観的、公正な態度でアプローチしたい。
庭野さんは、そこそこのところには還っている。立正佼成会が宗教界の創価学会に次いでナンバーツーと言われるぐらいまで大きくなった秘密は知りたい。
 
[庭野日敬の霊言](庭野日敬…立正佼成会創立者)
Q 立正佼成会の設立意図と、日本有数の教団まで成長した成功の秘訣をお教え下さい。
 
長沼妙佼さんは霊降ろしができたが、私は霊能力はなかった。妙佼さん亡き後は私の法華経解釈で弘げた。初めは霊友会で法華経解釈を教えてもらったが、霊友会の法華経解釈や活動方針と合わなくなったので独立した。 
戦前、弾圧を受けて捕まったこともある。
当時は、妙佼さんのもの当てで布教していた。私が何の能力も持っていないのに会長ということに、納得しない者も教団の中にはいた。妙佼さんは入神状態になったら、
自分が何を言ってるか全然分からなくなるので、私が霊言を法華経に照らして、正しいかどうか判断する(さにわ)審神者としての仕事をやっていた。
読売事件があり、読売新聞でお布施の使い道を何十回も連続追究され国会喚問まで行ってしまった。これは大きな教訓で、教団の危機だった。戦う組織ではなかったので、"読売菩薩"にして持ち上げ、下手に出たが、あなた方がフライデ一事件で講談社と真正面から戦うのを見て、度肝を抜かれた。
恵まれない子供達への献金等、社会的な、目に見えるところをしっかりやっていき、教団の社会的な信頼は高めた。
晩年は、宗教学者、仏教学者等にも仏教文化興隆のための支援活動もだいぶしたので、日本での、大教団の一つとして認められるようにはなった。
 
Q 日本の宗教事情や、その中における幸福の科学の位置づけ、今後の伝道のあり方に ついてなど、アドバイスがありましたらお聞かせ下さい。
 
法華経には、摂受と折伏がある。摂受は優しく相手を受け止めて、受け入れること。折伏は相手を屈服させて帰依させる、強力な悪に対してやる手法。創価学会は折伏一本。
私たちは摂受が八割、折伏二割と考えていた。
新宗連を作ったのは、創価学会に対抗するため。創価学会は、法華経を中心に一神教のようなものを作り、他は全部間違いとするやり方。宗教界の存亡に関わるので、戦った。
基本的には、慈悲の宗教が仏教だと理解している。戦闘型はユダヤ教系ではないか。
宗教を興すに当たっては、たいていの場合、霊能者がいるのが普通。共同教祖とも言うべき長沼妙佼さんが霊能者だったので、核になって宗教ができた。私は霊能系でなかったために、法華経に頼るしかなかった。
ただ、次第に法華経からは抜けて、四諦・八正道や十二因縁などお釈迦様の思想の方に近づいていった。
 
大乗仏教の中心的な思想を焼き直して、信者に教えたりした。それと法華経信仰と合体させる感じ。釈迦の方の仏教を出すと、創価学会がちょっと歪んでいるのが見えてくる。
昭和期はいろいろな法華経系が非常に流行り、すごく強い磁場ができた。法華経が個人の修行よりも行動を重視するため広がったかと思う。また、法華経は差別観よりも平等観が強く、戦後民主主義と合った。
場合によっては、私は政治家や企業家になったほうがよかったかもしれないが、そんな、才能があって教団が大きくなったのかも。また、大きくなった要因には、戦前から、戦後、何十年も、長く続けたことも一つある。
Q 文鮮明の守護霊から、「統一教会の霊感商法は、自分が指示したものではなくて、立正佼成会から来たものたちが始めた」という、趣旨の言葉があったのですが…。
http://blog.goo.ne.jp/sakurasakuya7/e/edf59e4d7f41524de333f60a2696fa68
 
立正佼成会は仏教なので多宝塔を売っても構わない。キリスト教が多宝塔を売ったらおかしい。この世的な判断としてはそう思う。
そもそも、宗教は物がなくて(お布施を)もらうところ。目に見えないところに値打ちがあるかどうかが、宗教の存立基盤そのもの。そこを説得できなければ、詐欺商法だと言われてしまう。
 
Q 立正佼成会のご本尊は、久遠実成大恩教主釈迦牟尼世尊という、法華経における、久遠実成の仏陀のことであるかと思います。これは、主エル・カンターレのことでは…
法華経に書いてないことなので、天上界で、誰がいちばん偉いかなんか分からない。
周りには、それぞれの宗派で修行してる坊さんみたいのはいっぱいいる。誰がいちばん 偉いか、分からない。仲良くしようとは言っている。

 
Q 一過去世においては、天台座主、第三代の、円仁と聞いていますが…
そんな話を聞いたような気はするが、よく分からない。
周りには、職業が違う人もいるように思う。お釈迦様や日蓮、空海には会えない。円珍とは仲が悪かったから、今も会わない。普段は、立正佼成会の元信者の世話をしている。
妙佼さんとは会えない。妙佼さん側の人々は、妙佼さんを連れてどこかへ行ったらしい。
Q 政教一致と政教分離についてはどう考えますか?
 
うちは創価学会の反対なので、創価学会が政教一致してるんだったら、政教分離を宣言 してる。けれども実際は一致している。政教一致の目的が、その一宗で国家の宗教を独占して他宗を迫害しようというのであれば、許せないので止めないといけない。
Q 他宗に寛容な宗教が、政教一致を唱えることについてはどうでしょうか?
本当に寛容ならいいけど、政権取ったら変身することもある。最後はやっぱり全国民を信者にしたくなるのは、宗教の本性。
宗教としてみて、今の幸福の科学の勢い、舌鋒の鋭さから見たら、まともに勝てる相手とは思わない。ただ、初代の教祖はカリスマ的に大きくするけど、あとがすぐ消えてしまうかどうかを、宗教界は見ている。
わしは政治思想は分からない。宗教家の利益を護っているだけ。
Q 宗教が人々の役に立つかどうかについてはどう考えますか?
 
あの世があるのを認めるのが正しい宗教。あの世がないっていう宗教は間違ってる。しかし、政治的な思想や宗派のどれが正しいかというのは、かなり難しい。
ただ、法華経を学ぶと政治的になる。法華経の平等性は、民主主義と結びつきやすい。
自力修行に励んでいくと、政治性が薄くなりやすい。あなたがたが今、どっちに行こうとしてるのか見られている。野心が純粋なものか、利己的なものか見られている。
全部ひっくるめて宗教はよくないという見方もあるが、それは、あなたがたの、先輩たちの所業が悪かったから。評判のいい宗教をつくったらいい。
嘘は言いたくない。あの世へ来てもよく分からないのが正直なところ。あの世の立正佼成会の人のお世話を中心に、この世の教団の方も見ているのが、毎日のほとんどの生活。
ここは、霊能系らしいから、外からはほんとに分かりにくい。社会の目から見て、分かるような活動をきっちり出していかないと。
総裁先生のコメント…庭野日敬について
 
霊としての悟りはまだ十分に得てない状態。この世にまだ惹かれているものも、ある。
少なくとも菩薩界までは還っていないが、いずれ還るかもしれないとは思う。普通の人たちの・善人界の上のほうのぐらいあたりにいるような感じ。悪人ではない。
法華経以外あまり読んでいないことによる、限界みたいなのを感じる。
(以上、転載了)
さて、大川氏の庭野日敬師の霊言なるものを上記の記事に沿って私なりに簡単に検証します。
まず、
立正佼成会が宗教界の創価学会に次いでナンバーツーと言われるぐらいまで大きくなった秘密は知りたい。
と大川氏自身は語っています。
ところが、『平成25年 宗教年鑑』によると公称信者数では幸福の科学は国内に「1100万人」の信者がいることになっています。
となると、新宗教教団の公称信者数は創価学会か幸福の科学のどちらかが「ナンバーワン」(1位)にならないとおかしいのです(創価学会は公称信者数を『平成25年 宗教年鑑』によると「827万世帯」として「世帯数」で発表しているので人数としては公表されていないのでわかりませんが、人数にした場合、幸福の科学か創価学会のどちらかが「ナンバーワン」になるはずです)。一方で、立正佼成会は『平成25年 宗教年鑑』によると公称信者数は約311万人ですから「ナンバースリー」(3位)の公称信者数になります。
ここで、大川氏は一つ大きなことをばらしてしまいました。
それは、大川氏は、創価学会が1番の信者数で、2番目が立正佼成会だとはっきり言ったこと。
つまり幸福の科学の公称信者数は本当は「1100万人」なんていないということ。
ということは、どんなに幸福の科学の会員(信者)数を多く見積もっても立正佼成会の公称信者数である約311万人に届いていないということです。そもそも私は立正佼成会の信者数に匹敵するほどいるとは思いませんが。
次に、庭野師の霊言なるものに入って、
初めは霊友会で法華経解釈を教えてもらったが、霊友会の法華経解釈や活動方針と合わなくなったので独立した。
と、庭野師の霊言なるものにありますが、庭野師が霊友会を離れたのは、霊友会の法華経解釈が合わなくなったからではありません。庭野師は霊友会の支部長の新井助信氏の法華経の講義を積極的に受けて学んでいましたが、霊友会初代会長の小谷喜美師が、昭和13年1月7日に霊友会本部で行われた全国支部長会議で、法華経の講義を否定したことで、それについていかないと感じて離れたのです。
次に、
読売事件があり、読売新聞でお布施の使い道を何十回も連続追究され国会喚問まで行ってしまった。
と庭野師の霊言なるものにありますが、読売新聞の立正佼成会についての記事は、和田堀第二土地区画整理組合に関わる土地問題を立正佼成会に絡めて報じたことから始まりました。その後はセンセーションないわゆる暴露記事の連載になりました。ですから、お布施の使い道についての連載ではありません。
次に、
文鮮明の守護霊から、「統一教会の霊感商法は、自分が指示したものではなくて、立正佼成会から来たものたちが始めた」という、趣旨の言葉があったのですが…。
これは庭野師の霊言なるものを語る大川氏に向けての質問者の言葉です。
確かに統一教会(旧・世界基督教統一神霊協会)の日本会長になった久保木氏は、統一教会に入る前は立正佼成会の庭野会長の秘書でキリスト教について調査・研究しているうちに統一教会の会員になり、立正佼成会から除名されました。
それを大川氏は知って、統一協会の霊感商法の背景には立正佼成会から統一協会に移った信者がもたらしたと、文鮮明氏の霊言なるものとして言ったのでしょうが、大川氏の霊言なるものにあるように立正佼成会から統一教会に移った信者がそんなにいたのか、そして、彼らの発案で多宝塔をつくって法外な値段で売ったのかということです。霊感商法で作り使った多宝塔の置物は韓国の寺院にある形式の多宝塔を模して、韓国で製造したはずです。
おそらく統一教会の文氏が霊感商法の責任を立正佼成会(の元信者)に擦り付けようとしたという設定で霊言なるものを口にした大川氏の言葉を真に受けた質問者がそれを質問したのでしょう。
次に、
私は霊能系でなかったために、法華経に頼るしかなかった。
ただ、次第に法華経からは抜けて、四諦・八正道や十二因縁などお釈迦様の思想の方に近づいていった。
と、庭野師の霊言なるものにありますが、法華経こそがお釈迦様の思想・教えだと捉えるところに法華信仰があるのです。ですから法華経から抜けたのではなく、庭野師は、原始仏教の思想を見据えたうえで法華経に立脚した信仰を説いたのではないでしょうか。
大川氏は、庭野師の霊友会に入会するまでの宗教遍歴(宗教的な環境)や、庭野師の法華経の捉え方を知らないからこんな発言になってしまうのでしょう。
次に
昭和期はいろいろな法華経系が非常に流行り、すごく強い磁場ができた。」
私は霊能系でなかったために、
霊能系らしいから、外からはほんとに分かりにくい。」
この世的な判断としてはそう思う。」
戦闘型はユダヤ教系
天上界
と庭野師の霊言なるものに、
「霊能系」「法華経系」「ユダヤ教系」などと言っていますが、この「系」という系統を指す言葉こそ大川氏自身がよく使う言葉ではありませんか。「戦闘型はユダヤ教系」というものもそうです。大川氏が宗教や神々を分類するときによく用いる言葉です。そして、「この世的」「磁場」「天上界」もそうです。つまりは大川氏は庭野師の言葉であるかのように語っていながらも大川氏自身の思い・言葉になってしまっているのです。

« ワタミやすき家に通じるもの | トップページ | 維新の騒動をこう見る »

幸福の科学」カテゴリの記事

コメント

佼成会会員です。
まず、開祖さまは脇祖さまのことを妙佼さんなんて呼び方はしませんね。
読売事件もご指摘の通り違います。
霊友会さんとのこともしかり。
開祖さまをよく知っている私たちにとっては、内容以前に語り口調が完全に別人です。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1859111/62148661

この記事へのトラックバック一覧です: 大川隆法氏の「庭野日敬の霊言」なるものを少し検証してみました:

« ワタミやすき家に通じるもの | トップページ | 維新の騒動をこう見る »

最近の記事

無料ブログはココログ