善川三朗氏編『孔子の霊言』、大川隆法氏著『明治天皇・昭和天皇の霊言』でのおかしい名乗り
善川三朗氏とは大川隆法氏の実父。このブログでも何度か書きましたが、当初は善川三朗氏が大川隆法氏の実父であることを隠して、運命の出会いをして知り合った関係としていたのです。
善川三朗氏編『孔子の霊言』では、孔子の霊は自身のことを「孔子」と名乗ります(大川氏の口から孔子の霊が言葉を発する設定です)。
しかし、孔子は、氏は「孔」、諱は「丘」、字は「仲尼(ちゅうじ)」です。そもそも孔子とは尊称であって、「子」は「先生」の意味なのです。
果たして自分のことを「孔子」(孔先生)と名乗るでしょうか。
すると、孔子は自分のことを誰もが分かるように「孔子」と敢えて言ったと反論もあるかも知れません。
しかし、この『孔子の霊言』では、霊言なるものではなく、大川氏自身の言葉として「孔子先生」とあります。
「孔子先生」となれば「孔先生先生」ということになります。
つまりは、大川氏は「孔子」の「子」が「先生」の意味をもつ尊称であることを知らなかったということです。
ですから、大川氏は孔子を「孔子先生」と言い、大川氏の口から孔子の霊が孔子自身を「孔子」と名乗ったのでしょう。
これって、大川隆法氏著『明治天皇・昭和天皇の霊言』で、大川氏の口から明治天皇の霊が自身のことを最初に「明治です」と名乗ったのと似ています。
明治天皇は諱を睦仁(むつひと)といいます。
「明治」と名乗るはずがありません。
たとえば、今上天皇が「平成です」、昭和天皇が「昭和です」と名乗ったことがありますか、という話です。
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