« 創価学会のネットCMをみて | トップページ | 「安倍る」政治 »

2016年1月18日 (月)

民主党の勘違いは甚だしい

参院選 民・共タッグ、“破談”の兆し…連合と岡田氏「共産排除」一致

産経新聞 1月16日(土)7時55分配信

民主党の岡田克也代表は15日、夏の参院選1人区の協力に関する共産党との協議について「現時点では特にない」と述べ、自らは協議を呼び掛けない考えを示した。都内で記者団に語った。「岡田氏を信頼している」と述べてきた共産党の志位和夫委員長は協議入りの扉さえ閉じる対応に焦りを募らせており、“破談”の兆しを見せ始めた。

 岡田氏は15日、BS朝日番組の収録でも「共産党が候補を出せば自民党を利する。野党が複数立てるのは愚策だ」と“自主的降板”を迫った。その上で「(野党統一)候補が共産党の支持を受けた結果、票を減らす可能性もある」と言い切り、「共産アレルギー」を隠そうとさえしなかった。

 共産党は32ある1人区のほぼすべてで公認候補を内定している。民主党は支持団体や党内の保守層に根強い共産党への忌避感に配慮し、「あうんの呼吸」(閣僚経験者)で共産党が自主的に候補者を取り下げる形を狙う。

 岡田氏と15日に懇談した民主党最大の支持団体、連合の神津里季生会長も、報道陣の前で「候補者を後から共産党が応援することはあるかもしれないが、最初から共産党がその輪の中にあるというのは違う」と述べ、共産党との共闘にクギを刺した。神津氏は記者団に「認識を改めて共有した」と語り、「共産党排除」で岡田氏と一致したことをアピールした。

 一方、志位氏は14日の記者会見で「一本化を本気でやるならば、真剣な協議としっかりとした合意が必要だ。協議抜きの一本化はできない」と強調した。1人区で野党統一候補の合意ができたのは熊本選挙区のみ。野党共闘を主導しているとの自負が強い志位氏は「中央の政党間の協議を始めなかったら進まない」といらだちを隠さなかった。

 志位氏は会見で繰り返し「協議に入ることを呼び掛けたい」と訴えた。だが、岡田氏は15日、共産党からの協議申し入れが「ない」と記者団に語り、呼応する気配もない。安全保障関連法廃止や、野党共闘で安倍晋三政権に対峙(たいじ)する必要性は共有しつつ、双方の思惑はすれ違ったままだ。

(以上、産経新聞の記事より転載 了)

記事にこのような一文があります。

岡田氏は15日、BS朝日番組の収録でも「共産党が候補を出せば自民党を利する。野党が複数立てるのは愚策だ」と“自主的降板”を迫った。その上で「(野党統一)候補が共産党の支持を受けた結果、票を減らす可能性もある」と言い切り、「共産アレルギー」を隠そうとさえしなかった。

たとえたら、A社とB社とC社があって、3社が入札に参加したらA社が勝つから、B社がC社に「C社が入札に参加するとA社に勝てないから、入札に参加しないでください」といった話。

こういった場合、普通は、B社がC社に入札に参加しないでほしいと頼む以上は、C社が納得してくれるための条件を出すものでしょう。

ところがその条件を出さずにC社に一方的に頼み事をするようなものです。

このたとえ話のように、民主党は「共産党も候補を立てると自民党に勝てないから、共産党の候補を立てないでほしい」と頼む一方で、「共産党とは政策や理念が違い、アレルギーがあるので別です」というのでは、共産党が納得するはずがありません。

あまりにも常識外れというのか、アホというのか、トンチンカンというのか。

共産党に候補を立てないでほしいと頼むならば、その代わり、他の選挙では共産党に協力するとか、政策協議に共産党を入れるとか、そういう民主党から共産党への提案(条件)が必要なのは当たり前です。

そういう「当たり前」のことをしないで、「共産党とは違うので引っ込んで出てこないでほしい。共産党が引っ込んでくれたら、民主党が勝てると思うから」と頼む、その図々しさ、厚かましさ、常識はずれにただ唖然とするばかりです。

実際、民主党のなかで他党の協力を得ないで当選できるだけの議員は、「共産党とは一緒にやりたくない」と言っていられるでしょうが、しかし、共産党の支援・協力があれば当選できる民主党の人も結構いるはず。

そういう民主党の人たちからすれば、「共産党の手堅い組織票があれば当選できるのに、民主党の執行部のバカどものせいで、こっちは選挙で大変な思いをする」と怒り、嘆いていることでしょう。

今回、共産党は、「安保法制の撤回以外のことは共産党の政策や理念を持ち込まないから、安保法制の撤回という一点だけで野党どうし協力しましょう。そのためには共産党の候補を出さないで他の野党の応援にまわることもします。」と呼びかけているのです。

その答えが、民主党の「共産党とは別だから引っ込んで、候補も出さないでほしい」です。

あまりにもうぬぼれが強すぎます。そんなに民主党が人気・支持があるのかって話です。

その証拠が何よりもこれまでの選挙結果です。

民主党が下野した後の連敗、惨敗。これを全く理解していません。

共産党に応援されたら保守層の支持が逃げる、という理屈です。でも保守層の人たちの支持がそもそもないことさえも理解していません。

そして、民主党の支持団体・支持層は「ふわっとした」もので、支持団体がどれだけ民主党への得票に結び付けられるのか全く未知数ではないですか。つまりは民主党自体が、どれだけ得票できるのか予測が立てられません。

あてにならない、「ふわっとした」支持に頼っている現実に目をさますことが先です。

結局、選挙戦に強い民主党の一部の議員だけが、共産党に頼りたくない、と言って、野党協力を遠ざけて、それが民主党の党勢を弱くして、ますます民主党の理念や政策の実現性をなくす結果を自ら招いているのです。

そして、民主党の理念も政策も国政でほとんど実現できないから、ますます国民の支持をなくす。その円環にも気づいていません。

まあ、「バカにつける薬はなし」。

« 創価学会のネットCMをみて | トップページ | 「安倍る」政治 »

政治・社会」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1859111/63525493

この記事へのトラックバック一覧です: 民主党の勘違いは甚だしい:

« 創価学会のネットCMをみて | トップページ | 「安倍る」政治 »