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2016年7月 7日 (木)

揺れる長野善光寺 懲りないトップのセクハラ、差別発言

揺れる長野善光寺 懲りないトップのセクハラ、差別発言
全国に知られる名刹(めいさつ)が不穏な空気で覆われている。

 長野市にある善光寺の住職が、職員に対してセクハラやパワハラ行為に及んだうえ、差別に関わる発言をしたとして辞任要求が突きつけられている。

 善光寺は天台宗の「大勧進」と、浄土宗の「大本願」が共同管理し、それぞれのトップが住職を務める。渦中の人物は、大勧進の小松玄澄貫主(げんちょうかんす・82)である。

 大勧進の傘下にある宿坊25院で構成する「一山」の住職らが、小松貫主の行為に反発。6月23日、「善光寺の尊厳を傷つけ、信徒の信頼を著しく毀損(きそん)した」として、小松貫主の無期限謹慎と本堂への出仕停止、さらには辞任を求める「通告書」を提出した。

 セクハラやパワハラの被害に遭ったのは、食堂で賄いの仕事をしている60代の女性たちだ。独身のAさんには、小松貫主はこう言い寄ってきたという。

「一人で寂しくないか。彼氏を連れ込んでいるのか。俺が行ってやろうか」

「食事に連れてってーな。変装して遠くまで行かんとバレてしまうな」

 Aさんがあきれて言う。

「しつこく何度も誘われました。すべて受け流してきましたが、寒気がしたこともありました。これが雲上人と言われる人の言葉かと思いました。断り続けたことを根に持たれたのかわかりませんが、8年間やってきた賄いの仕事から売店に異動させられました」

 小松貫主の素行を巡っては、女性との交遊などを問題視した月刊誌(2004年)の報道を受け、住職らが辞任を請求。裁判にまで発展した。11年の東京高裁で、辞任の請求は退けられたが、小松貫主が辞める約束をほごにしたとして慰謝料330万円などの支払いを命じられた。

 あれからおよそ5年。今度は暴言や差別的な発言にまで及び、トラブルが再熱。

 やはり食堂に勤めていたBさんは、13年間賄いに携わったベテランだ。そのBさんは、小松貫主と親しくしている女性との仲を吹聴しているかのようなうわさが立つようになった。

 Bさんが怒りを押し殺すようにして語る。

「昨年の2月ごろから、小松さんは挨拶もしてくれなくなり、料理の味に文句を言うようになりました。昨年8月になって突然、13年も勤めた食堂から、護摩堂へ異動させられました。お札を書いたりするところで、書のたしなみのない私には不向きで困ります」

 不当な人事に黙っていられなくなったBさんは、Aさんとともに県内の労働組合に加入する。この対抗措置に逆上した小松貫主は事実無根の暴言を吐く。「Aさんはヤクザの情婦で入れ墨を消した跡がある」と言ったり、Bさんに対しても差別的な発言をしたりしたという。この発言を大勧進の僧侶や職員など複数の人物が聞いている。

 大勧進の一山代表、円乗院の中島道生住職は憤る。

「天台宗は現在、同宗連(『同和問題』にとりくむ宗教教団連帯会議)の議長をしており、小松さんの発言は絶対に許されない。過去にも素行の悪さから辞任を求めてきたが、今回は天台宗全体からしても看過できない事態だ」

 大勧進の事務所を訪ねると、小松貫主の件は弁護士に一任しているとのこと。 その弁護士に連絡した。

「差別発言などの事実は一切ない」

 と否定した。

 年間600万人もの参拝客が訪れる善光寺。騒動後、「拝みたくない」と観光バスから降車を拒む客も出るほど。小松貫主は6月28日に予定されていた事実確認をする会合をドタキャン。“生き仏”も身の置き場のない境地か。

※週刊朝日 2016年7月15日号

(以上、転載了)

 

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