政治・社会

2017年3月24日 (金)

森友学園問題からみえた 安倍首相の“傲慢症候群”

森友学園問題からみえた 安倍首相の“傲慢症候群” 

    
    

 森友学園をめぐる疑惑は、渦中の籠池泰典氏が野党の視察団に「安倍首相から(昭恵)夫人を通して2015年9月5日、100万円をもらった」と暴露し、事態が急変。3月23日に国会で証人喚問が行われることになった。

 証人喚問でどんな発言が飛び出すのかが注目されるが、一連の疑惑の中で最も国民の関心が高いとされているのは、学園側が国有地を評価額よりも大幅に安く取得した問題だ。「政治家の口利き」があったのかなかったのか、あったとすれば一体誰なのかという問題をまず解明すべきだとの意見も多数聞かれる。

 一方で、「口利き」がまったくなかったのだとすれば、国有地を超格安で購入できたのは一体なぜなのかという謎が残る。真っ先に考えられるのは、財務省の役人が安倍首相の意向を「忖度(そんたく)」した可能性だ。

 著書『オレ様化する人たち――あなたの隣の傲慢症候群』(朝日新聞出版刊)で、「忖度」のメカニズムについて解説した精神科医の片田珠美さんが、この問題について寄稿した。

*  *  *

 忖度とは、「他者の欲望」を敏感に察知し、先回りして満たすことを指す。これは、人間が社会で生きていくうえで不可欠な能力だ。なぜならば、フランスの精神分析家、ラカンが言っているように「人間の欲望は他者の欲望」であり、われわれは幼い頃から、親や教師などの周囲の大人の欲望を察知し、それを満たすことで環境に適応してきたからだ。

 当然、親の欲望を忖度する子供ほど、親の期待に応えようと、勉強、習い事、スポーツなどを頑張る。つまり、勉強のできる「いい子」というのは、だいたい“忖度の達人”といえる。

 そんな忖度の達人は、大人になってからも上司の意向を察知するのがうまく、それに沿うようにふるまうため、上司から有能で役に立つ部下とみられることが多い。当然、出世する可能性も高い。

 例えば財務省のキャリア官僚には、忖度の達人がそろっていると考えられる。彼らは一様に、認められたいという承認欲求も、自己保身や出世欲も人一倍強いだろうから。

 こういう組織では、多かれ少なかれ、上司の意向を忖度して動くことが多い。特に傲慢なトップが長期間君臨している組織では、トップの意向を忖度しなければ生き残れないため、その意向を忖度せざるを得なくなる。

 必然的に、傲慢人間の周囲には、忖度の達人、つまり「イネイブラー(支え手)」が集まりやすくなる。

© Asahi Shimbun Publications Inc. 提供 

 以前筆者は、安倍首相が「傲慢症候群(ヒュブリス・シンドローム)」に罹患(りかん)している可能性を示唆し、第24回参議院選挙での勝利によって一層悪化するのではないかと指摘したことがある。

 籠池氏やその家族のキャラクターにばかり目が行きがちだが、何よりも問題なのは、安倍首相が自分自身への批判を許さず、自分の意向を忖度してくれる人間ばかり周囲に集めようとしたことではないだろうか。出世願望の強い財務省の官僚がそれに気づいて、お得意の忖度癖を発揮したことが今回の一連の騒動を招いたように筆者の目には映る。

 その意味では、安倍首相の傲慢症候群こそ、すべての元凶なのかもしれない。

2017年3月23日 (木)

室井佑月「いい感じで弱ってきてます」〈週刊朝日〉

室井佑月「いい感じで弱ってきてます」〈週刊朝日〉

dot. 3/23(木) 7:00配信    

 自衛隊の南スーダン撤退、認可や国有地の売却をめぐる森友学園の問題について、作家・室井佑月氏が論じる。

*  *  * 
 3月10日、安倍首相は南スーダンの国連平和維持活動(PKO)に派遣している陸上自衛隊を5月末で撤収すると発表した。

 よかった。この国の縁の下の力持ち、大事な自衛隊の方々が、謎の事故死なんてことになる前で。

 だって、彼らに対して不誠実だもん。稲田防衛大臣は「憲法9条上の問題になる言葉は使うべきじゃない」などといい、だから戦闘という言葉じゃなく、武力衝突という言葉を使うと説明した。

 自衛隊の方々は国に命じられ命をかけて危ない場所にいっているのに、危ない場所だと認めたくない、っておかしいよ。

 政府は撤退する理由として、「一定の区切りをつけることができる」「治安の悪化によるものではない」などといっていたが、ほんとにそうなのだろうか。

「そういうことをやってみたかった」というぐらいの感覚で自衛隊を南スーダンに派遣し、森友学園問題で責められている今、自衛隊員が亡くなりでもしたら、「マジで俺、ヤバい」、そう思っての判断だったようにも感じる。

         

 いいや、もっと単純か。この会見、森友学園の籠池理事長の会見とぶつけてきた。おかげで、テレビ中継は、籠池さんへの記者の質疑応答部分が飛ばされてしまった。そこがいちばんの見せ場だった。

 記者たちは会見の前日、籠池さんがYouTubeに流した動画会見と、今回の会見での発言の食い違いを指摘した。

 なぜ、認可申請を取り下げたのか? なぜ、理事長職を退くことにしたのか? 10年以上、自分には会っていないと国会答弁で述べていた政治家(稲田大臣)に、「2年ほど前にお会いしたことがあるんじゃないかなぁ」とまでいい、「しっぽ切りはやめていただきたい」との脅しまでかける勢いだった籠池さん。

 なぜ急に1日経ったら、「国会議員の口利きはない」と発言することになったのか。

 それはやっぱり、テレビで放送されなかった部分にヒントがあったように思う。

『日本会議の研究』の著者である菅野完さんが、こんな質問をしたのだ。

「認可を自分から取り下げるって知恵をつけたのは、稲田さんの旦那さんの、龍示さん(弁護士)ですか?」

 籠池さんは慌てて、一瞬、黙り、質問とは関係ない話を捲(まく)し立てた。その後、長男が菅野さんを罵倒。怪しさ満点。これがテレビで流れていたら……。どう考えても前日のYouTubeの脅しが利いて、政治家と身の安全を守れるような裏取引をしたような感じだわい。

 ま、森友学園については、法令に基づく適正な手続きといってきかなかった、不当な国有地格安販売の嘘がバレてきている。安倍さんの留学&ゴルフ友達の、加計学園・新設学部の怪しい話も出て来た。

 共謀罪も、政府が目標としていた10日の閣議決定を断念したしな。いい感じで弱ってきたぅ~。

※週刊朝日  2017年3月31日号

(以上、週刊朝日より転載 了)

2017年3月22日 (水)

森友学園問題と共謀罪

大阪府の森友学園の理事長・籠池氏が安倍首相から100万円の寄付を受けたと言いました。
別に、安倍氏にとっては選挙区外ですから寄付は問題はありません。
しかし、自民党の竹下氏が籠池氏のこの発言に、総理に無礼だ、と怒りました。
野党から求められても、自民党は籠池氏の参考人招致に、面白いからとやることではない、民間人を呼ぶべきでない、と拒否してきました。
ところが、一変、籠池氏を参考人どころか証人として呼ぶと自民党が言い出しました。
ここで考えなくてはならないのは、自民党の籠池氏を参考人としても招致しない理由を自ら簡単に崩したことです。
一方、自民党と公明党は共謀罪を法制化しようとしています。
自民党や公明党は、共謀罪は一般市民を対象にしたものでなくテロ集団を対象にしたものだと説明しています。
でも、籠池氏のこの例を見てみてください。
民間人だから参考人として招致するのはおかしい、と言ってきたはずなのに、安倍氏の名前を出した瞬間に、証人として国会に呼ぶというのです。
一般市民だから共謀罪とは関係がないと言っていても、政権の批判や政治家の名前を出したら共謀罪とつなげられる、その危険性がないのでしょうか。
少なくても、その危険性はないという担保はあるのでしょうか。
籠池氏の証人喚問へのプロセスを見て、共謀罪の将来像に危険なニオイを感じるのですが。

2017年3月15日 (水)

こんな人が国会議員で、まして防衛大臣でいいのか

稲田防衛相「記憶に基づいた」発言で窮地に

フジテレビ系(FNN) 3/15(水) 1:11配信

「森友学園」関連の訴訟には関わっていないと、記憶に基づいて話していた稲田防衛相だが、14日になって、訂正と謝罪を行った。
「全く、私の記憶に基づいて...」、「私は記憶に基づいて...」、「自分の記憶に基づいて...」。
「記憶に基づいて」というフレーズを、14日の閣議後の会見で、およそ9分間に7回も連呼した稲田防衛相。
この「記憶に基づいた」発言が、窮地を招いた。
稲田防衛相は「(国会答弁との食い違いがある?)私は全く、自分の記憶に基づいて、『今まで顧問弁護士であったことも、法律相談をしたこともない』と」と述べた。
13日まで、「森友学園の籠池理事長の裁判などに関わったことはない」と断言していた稲田防衛相。
しかし、森友学園が2004年に起こした民事訴訟に、稲田防衛相が、代理人弁護士として出廷していた記録が明らかになるや、これまでの強気の姿勢を一転させた。
稲田防衛相は「夫の代わりに出廷したことを確認できましたので、訂正し、おわびいたします」と述べた。
わずか1日で訂正された、「記憶に基づく発言」を、野党は厳しく追及。
民進党・新緑風会の舟山康江議員が「都合の悪いことは忘れる、『記憶にない』と言う。これが通じれば、何でもありじゃないですか」、「報道が出なければ、そのまま放っておいた、逃げ切れたと思っているんですか」とただすと、稲田防衛相は「逃げ切れるとか、逃げ切れないかではなくて、出廷していたことが確認ができたので、私自身も朝、それで訂正をし、おわびをいたしたいと考えております」と述べた。
民進党の升田 世喜男衆院議員は「言うまでもなく! 国会で、虚偽答弁を続けるような人物が、閣僚の座にとどまっていては、いけないのです!」、「稲田防衛相には、即刻辞任を求めます!」と述べた。
野党からの辞任要求に、稲田防衛相は、「今後とも、誠実な答弁に努め、誠心誠意、職務にあたっていきたいと考えている」と述べ、あくまでも辞任しない考えを強調した。
安倍首相に高く評価され、防衛相に抜擢された稲田氏。
これまでも、その言動が、野党の追及の的になることがあった。
自衛隊の視察のため、8月15日の戦没者追悼式を欠席したことでは、民進党の辻元清美議員は「『命をささげた方に、感謝の心を表すことができない国家ではなりません』と言っているにもかかわらず、欠席するというのは、わたしは言行不一致ではないかと」と述べた。
これに対し、稲田防衛相は「ご指摘は、ご指摘として...」と、言葉に詰まり、涙ぐむ場面も。
また、自衛隊の南スーダンPKO(国連平和維持活動)部隊の日報をめぐる問題では、野党の追及に、安倍首相が再三にわたり、助け船を出していた。
民進党の辻元清美議員は「防衛大臣が答えずに、総理が出てくる、これはね、世界中に対して、この防衛大臣は情けないなと思われるんですよ」と述べた。
そして、今回明らかになった、籠池理事長に関する記憶と事実の矛盾。
民進党の山井国対委員長は「これだけ大きな問題になっている森友学園との関係に関して、明確な虚偽答弁をしたことに関しては、もう大臣の資質に著しく欠けると思います」と述べた。
森友学園をめぐる疑惑が、次々と明らかになる中、今、稲田氏に対する大臣としての資質を問う声が上がっている。

最終更新:3/15(水) 1:11

(以上、FNNより転載 了)

防衛大臣ということは、もし日本に緊急事態が生じたときに、自衛隊を出動させる責任者です。

それがこの体たらくでは、出動命令を受ける自衛隊員がたまりません。有事や災害派遣の際には生命の危険と隣り合わせで任務に当たらなくてはならないのです。

それなのに、もし何か責任問題が生じたときに「記憶にない」で済まされたらたまったものではありません。

普段、「軍国少女」なんて揶揄されるようなタカ派で、大日本帝国憲法下の日本に戻したいような考えなのに、いざ自分にかかわる問題になると、自分は知らない、自分は関係ないで通すのでは困ったものです。

そもそも以前に弁護士として籠池氏から業務を頼まれたことは、弁護士としての業務として文句はありません。

しかし、籠池氏に問題があるとなると、自分は全く籠池氏とは関りがない、関係を切ったとする、その態度に疑問をもつのです。

 

2017年3月 9日 (木)

被災地視察でおんぶの政務官「長靴業界もうかった」

被災地視察でおんぶの政務官「長靴業界もうかった」

朝日新聞デジタル 3/9(木) 11:51配信    

 務台俊介・内閣府政務官兼復興政務官が昨年9月、台風被害の被災地を視察した際、長靴を持参せず政府職員におんぶされて水たまりを渡っていた問題に関連し、8日夜、自身の政治資金パーティーで「その後、政府が持つ長靴が、えらい整備されたと聞いている。たぶん長靴業界は、だいぶ、もうかったんじゃないか」と発言した。

【写真】務台俊介氏

 都内で開かれたパーティーの出席者が明らかにした。菅義偉官房長官は9日午前の記者会見で、「きわめて不適切な発言だ。昨年の被災地における行動を踏まえれば、真に反省しているか疑われかねない」と批判。務台氏に厳重注意を行ったことを明らかにした。

 その後、務台氏は記者団に「発言内容は事実。不適切な発言だった。大いに反省している」と語った。

         

朝日新聞社

2017年3月 8日 (水)

森友学園をめぐって保守派なる人たちの手のひら返しがすごい

森友学園理事長長男「関係が深い自民党の先生の名前明かす」

NEWS ポストセブン 3/6(月) 7:00配信    

  •  鴻池祥肇・元防災相が緊急会見で「無礼者! とカネは突き返した」と言えば、安倍晋三・首相は国会で「会ったこともない」と繰り返す。国有地払下げ問題の疑惑拡大とともに森友学園と“親交”があった政治家たちが一斉に手の平を返すなか、「あんなに応援したのに、政治家の先生方の物言いには納得がいきません」と怒る新たな証言者が現われた。

     森友学園が幼稚園児に教えている君が代や軍歌の斉唱も、教育勅語の朗読も、「安倍首相ガンバレ」の激励を含めて、安倍首相の教育観と親和性が高い。だからこそ首相は国会で同学園の籠池泰典・理事長について最初はこう激賞してみせたはずだ。

      「いわば私の考え方に非常に共鳴している方でですね」
    「妻から森友学園の先生(籠池氏)の教育に対する熱意は素晴らしいという話を聞いている」         

     ところが、森友学園批判が強まると発言を一変させた。

    「学校がやってることの詳細はまったく承知していない」
    「個人的には一回もお会いした記憶はない」

     さらには森友学園が「安倍晋三記念小学校」の名称で新設する小学校の寄付集めをしていたことについて、首相は何度も断わったと説明したうえで、「教育者の姿勢としていかがなものか」「この方は簡単に引き下がらない。非常にしつこい」と酷評した。こうした首相の“豹変”に怒っているのが籠池氏の長男・佳茂氏だ。

    「父は安倍先生の熱狂的な支持者なんです。安倍政権ができた時には、日本という国が本当によくなると本当に喜んでいた。父の気持ちは安倍先生にも伝わっていたと思います。だから父のことを『立派な教育者だと聞いている』と仰った。

     それがいまや安倍先生から、『しつこい』とか、『教育者としていかがなものか』とまで言われ、あれだけ一所懸命応援していた父がどんなにショックを受けているかと思うと黙っていられません」

     佳茂氏は本誌のインタビューに応じ、安倍首相との面会から、日本会議との接点、稲田朋美・防衛相や山谷えり子・元拉致担当相との奇しき縁まで語った。

    ◆安倍先生とお会いしました         

    ──安倍首相は国会で籠池理事長と会ったことがないと説明している。

    「父の代理で私が安倍先生とお会いしました。2012年9月の自民党総裁選の時に、安倍先生は大阪で街頭演説をしたあとリーガロイヤルホテルに向かいました。私はホテルのロビーで待っていて、『籠池です。父の名代としてきました。くれぐれもよろしく伝えてくれと言われています。応援しています』と挨拶して、父の名刺を差し出したのです。

     安倍先生は父の名刺を隣にいた秘書の方に渡されていました。私は確かに父の名代として、ご挨拶をしました。安倍先生が『会ったこともない』と言われるのはどういうことかと。心にぶれがあるからなのでしょうか」

     佳茂氏が「これを見てください」と差し出した名刺には、〈衆議院議員 安倍晋三〉とある。当時は総理退任後で自民党も下野しており、安倍氏は無役の“ヒラ議員”だった時期だ。

    ──会ったのは1度だけ?

    「実は、その前に直接、電話をもらったことがあります。父が安倍先生を幼稚園の講演会にお呼びしていたのが、安倍先生から急にキャンセルになると私の携帯電話にお詫びの連絡が入ったのです。間に入ってくれた人が、父と間違えて私の番号を教えたのではないでしょうか? 『すみません。私は息子です。父のほうに電話をしてください』と、父の番号を伝えました」

    ──仲介者は誰か。

      「よくわからないんです」

     佳茂氏は森友学園と安倍首相をつないだ「仲介者」については頑なに口をつぐんだ。

    ◆山谷、稲田、中山との関係

    ──他の議員との関係はどうか。

      「大学を卒業して、山谷えり子先生(第2次安倍内閣の拉致問題担当相)の事務所で半年ほどカバン持ちをしました。(落選中だった)山谷先生が自民党から参院選の比例代表に出馬する頃です。日本会議が初めて選挙で推薦したのが山谷先生でしたから、椛島有三・日本会議事務総長に連れられて、東京の事務所で紹介されたのがきっかけです。

    私が事務所に出入りしていたのは半年で、次に東京で連合系の労働組合の職員になりました。父の名代で安倍先生にお会いしたのはその後、大阪に戻って事業を始めた頃です」       

     山谷事務所に佳茂氏がスタッフとして関わっていたのか確認すると「事実ではございません」と回答。双方の言い分は食い違っている。

    ──森友学園の園児が自衛隊員に手作りの品を贈ったことに対して、籠池理事長は稲田朋美・防衛相から感謝状を受けている。

    「稲田先生が初めて政界に出馬されたときから、父は応援していました。それなのに、今になって稲田先生が感謝状取り消しも検討すると仰るなんて、ハシゴを外されたという思いはあります」

     稲田事務所は、籠池理事長との関わりについて、「どういった機会に会ったかは定かではありませんが、面識はありました。が、とんでもないことをしつこく言ってくることなどがあり、無視をしていたら、稲田の私邸にFAXや電話を入れるようになったので、お付き合いは10年前に一切やめています」と回答した。

    ──中山成彬・元文科相は森友学園について、〈園児に教育勅語を斉唱させている幼稚園ということで視察したことがあるが、経営者自身が勅語の精神を理解していないようだ〉とツイッターで批判したが。

      「中山成彬さんも講演にいらしたことがあり、その時には、参観して朝礼からみてもらって、どんな教育をしているのか、知っていたはず。応援してくれていた一人だと思っていました。それが、いまでは手のひら返しですから」

     中山氏が語る。

      「10年ほど前、1度だけ森友学園の幼稚園に視察に行った。園児がワーワー言っているので、何を言っているのか分からなかったんだけど、それが教育勅語だったと。講演した記憶はないが、理事長が、『自分は一生懸命に(こういう教育を)やっているんだけれど、ここは大阪だから、日教組の小学校に入ると、全然無駄になってしまうんだ』と、そういうことを仰っていたことは記憶しています」

     いくら切り捨てようとも、過去の関係までは“なかったこと”にはできないということだ。

            ※週刊ポスト2017年3月17日号

    (以上、転載了)

    それにしても、普段は憂国の士、国士ぶって威勢のいいことを言っている連中が、森友学園での一連の問題が発覚したら、それまでこの学園のやっていることを賛美していたはずなのに、他人事のように自分には関係がないと言ったり、叩く側に回ったりと迷走しています。

    こんな保守派なる人たちに共鳴しても、彼らは自分を守ることが第一であって、守るのは日本国でも日本国民でも日本の伝統でも国柄でもなんでもないことが露呈してしまいました。

    森友学園の籠池理事長を庇い一緒に敢えて責めを受けようというような人が保守派から一人も出てこないことが情けないと思います。

    一方、東京に眼を向ければ、豊洲市場の問題をめぐり、これまた保守派に担がれ、自身も国士ぶっていた石原慎太郎氏も、部下に任せていたから知らない、現在の混迷は現在の小池知事に責任がある、などと責任の回避に躍起になっています。

    はっきり言えば、大阪の森友学園、東京の豊洲市場をめぐって保守派は総崩れですね。

    何かあれば逃げて自分を守る。

    こんな連中が国防がどうだのと威勢のいいことを言い、そんなのに乗って、もし日本の自衛隊が戦闘に巻き込まれたりして責任問題になったら、これまた逃げるんですよ。

    保守派に腹キレる人はいないのでしょうか。

    部下の責任は私の責任、友が責めを受けるならば私も責めを受けよう、こういう根性がなくて国防がどうだの、憲法改正がどうだのなんて言ってほしくないですね。

     

     

    2017年3月 7日 (火)

    会見で体調不良を強調 慎太郎氏は「百条委」回避狙いか

    会見で体調不良を強調 慎太郎氏は「百条委」回避狙いか

                          
    会見で体調不良を強調 慎太郎氏は「百条委」回避狙いか

    3日の会見は1時間で打ち切り(C)日刊ゲンダイ

     先週3日、豊洲問題で記者会見を開いた石原慎太郎元都知事(84)。「覚えていない」「専門家じゃない」「部下に任せていた」の連発で、見苦しいったらありゃしないが、本番は今月20日に予定されている都議会の百条委員会での証人喚問だ。土壌汚染対策をめぐる東京ガスの瑕疵担保責任の放棄の問題では、一部都幹部がメディアの取材などに、知事に報告したと言っている。百条委で石原氏が会見時のように「報告を受けていない」と繰り返せば、「偽証」で一発アウトの恐れがある。

    「そこで気がかりなのは、石原さんが百条委から逃げる危険性です。3日の会見は、石原さんの要望で、体調不良を理由に約1時間で終了した。百条委の出席には強制力がありますが、必要以上に『体調』を強調しているところが、百条委回避の布石なのではないかとみられているのです」(都政記者)

    ■長時間に及ぶ尋問に“ドクターストップ”の可能性も

     実際、証人喚問は1時間では済まない。過去の例を調べると、2005年3月29日に行われた都議会百条委は、浜渦武生元副知事含め都幹部4人が呼ばれ、午後1時すぎに開会、午後11時55分閉会だった。休憩を除いても審議は9時間半近くかかっており、浜渦元副知事への尋問だけでも3時間以上費やしている。

     今回、石原氏と浜渦は別々の日程で喚問され、20日は石原氏1人だけだ。都議会が質問したいことは膨大で、尋問が長時間に及ぶのは想像に難くない。会見同様、石原氏が「1時間しか無理」とワガママを言い出す可能性大だ。下手したら“ドクターストップ”だと、医者の診断書を振りかざしかねない。

     都政に詳しいジャーナリストの鈴木哲夫氏はこう言う。

    「金曜の会見は、高揚した石原さんが『黙っていられない』と開いたものです。小池知事やメディアに豊洲問題の“A級戦犯”と決めつけられていることに対し、ひとこと言いたいということだった。石原さんに近い人たちは『人前で話すのは(百条委の)1回こっきりにした方がいい』と止めたが、弁護士と一緒に会見してしまったと聞いています。結果は、周辺が心配した通り失敗でした。このままでは百条委で偽証罪に追い込まれる可能性がある。石原サイドは今、頭の痛いところだと思います」

     高齢だとか、病気だとかで都政トップだった責任から逃れられることはない。

    2017年3月 3日 (金)

    私たちは豊洲市場と森友学園と共謀罪と東京オリンピックを注視しよう

    北朝鮮がどうだの、韓国の朴大統領がどうだの、アメリカのトランプ大統領がどうだの、そんな外国のことに振り回されているよりも、まずは、この日本で起きていることに注目しましょう。
    そんな目くらましのような報道に乗せられることなく、この国で何が起きているのか、起ころうとしているのかを注目しましょう。
    外国のことにばかり目をやるのは、自分の家が火事なのに、遠くの火事を見に行くようなものです。

    森友学園問題で「3万人デモ」計画…安保法制国会の再来へ

    森友学園問題で「3万人デモ」計画…安保法制国会の再来へ

                          
    森友学園問題で「3万人デモ」計画…安保法制国会の再来へ

    一昨年の安保法制反対集会(C)日刊ゲンダイ

     次から次へ噴出する疑惑に、国民の怒りが爆発だ。

     安倍首相が森友学園問題で、のらりくらりの無責任答弁を続けていることに対し、インターネット上では憤りの声が飛び交っている。そんな中、「野党×市民の共闘で、森友3万人デモを起そう!」という呼びかけがものすごい勢いで拡散されている。呼びかけ人のひとり、「でんわ勝手連」の黒川敦彦事務局長が言う。

    「団体ではなく個人同士のつながりで『何かやろう』という話になり、フェイスブックで『3万人デモ』のイベントページを立ち上げたら、『参加』『興味あり』が既に750人以上。どんどん人が増えている状況です」

     まずは今月5日に国会前で有志が緊急集会を開き、翌6日は記者会見。6~10日は、5日間連続で野党議員に呼びかけ、院内集会を行う予定だ。そして、12日に国会前で2000人デモ、19日に3万人デモを計画している。

     黒川氏は「安倍政権を退陣させたい」と言った。一昨年の安保法制反対デモでは10万人が国会前を埋め尽くした。これは、その再来になる可能性がある。

    (以上、日刊ゲンダイより転載 了)

    この一件の問題は一つは国民の財産である国有地を不当に安価に売却されたことです。

    今伝わるところでは、森友学園の理事長・籠池氏が安価に買えるように政治権力を行使してくれと頼んでいるとのこと。

    となれば、不当に国民の財産を得たということ、逆に、不当に国民の財産を安価で売却したということ。

    こんな連中が愛国者ですか?教育勅語を園児に暗唱させたら愛国者ですか?

    それこそ売国ではないですか?

    国の土地を不当に安価で売り買いしているなんて。

    やっぱり思想的に共鳴!森友学園理事長の娘が安倍首相のブレーン団体のシンポジウムで講演の予定

    やっぱり思想的に共鳴!森友学園理事長の娘が安倍首相のブレーン団体のシンポジウムで講演の予定
    安倍夫妻の関与が疑われている学校法人森友学園の国有地格安払い下げ問題。安倍首相はいまごろになってまるで森友学園や理事長の籠池泰典氏が「何の関係もない学校、一面識もない団体」であるかのように弁明しているが、これはとんでもない大ウソだ。

     実際、ここにきて、森友学園や籠池理事長が、安倍首相の極右ネットワークの一角を形成していることを証明する事実が発覚した。

     いま、ネット上に「シンポジウムin芦屋 これからの歴史教育を話し合おう」と題された一枚のチラシの画像が出回っている。これは、「日本の歴史文化研究会」なる団体の主催のもと、今月3月19日に兵庫県芦屋市で催される「第50回記念講座」の告知だ。

     そこで「パネリスト」として記載されている人物のひとりに、聞きなれた苗字が見当たる。籠池町浪(ちなみ)氏。肩書きは「瑞穂の国記念小學院準備室長」。そう、彼女は籠池理事長の娘で、塚本幼稚園の教頭も務めている人物である。

     この期に及んで、人前で教育論を語ろうという厚顔無恥ぶりもすごいが、ポイントは、このシンポの共催団体だ。そこには「日本教育再生兵庫」とある。これは、日本教育再生機構の地域組織だ。日本教育再生機構といえば、新しい歴史教科書をつくる会から分派した団体。子どもたちに愛国心を押し付ける道徳教育の充実を掲げ、歴史改竄主義の育鵬社歴史教科書の採択運動を展開するなど“極右教育”を推進している。理事長は、あの八木秀次麗澤大教授だ。

     八木氏といえば、ご存知、安倍首相の“極右教育政策”におけるブレーン中のブレーン。安倍政権のもとで首相の諮問機関「教育再生実行会議」の委員を務め、昨年、官邸が生前退位の有識者会議ヒアリングメンバーにもねじ込んだ日本会議系の学者である。実際、安倍首相自身、2012年に日本教育再生機構が主催した大阪での集会に出席しているのだが、実はこのとき松井一郎大阪府知事も参加しており、安倍首相と維新の蜜月を支えるのに一役買っているとも言われている。

     その安倍首相の息がかかった集会で、何が行われるのかは明白だ。シンポのお題目は「これからの歴史教育を話し合おう」だが、これはつまり、南京事件や慰安婦などの歴史を否定する運動の一環であり、そこで森友学園に見られるような極右洗脳教育が宣伝されるのは火を見るより明らかだ。

    事実、森友学園は、塚本幼稚園の運動会で園児に「日本を悪者として扱っている中国、韓国が心あらため、歴史教科書で嘘を教えないようお願いいたします」と言わせているし、町浪氏自身、「別冊正論」(産経新聞社)27号のインタビューでこのように語っていた。

    「左の人は(教育)勅語を先の大戦に結び付けて軍国主義を思わせようとします。でも、教育とは結局は勅語の十二徳目に行き着きます。(略)日本では日教組など左翼勢力が教育勅語や国旗を敵視、否定するのは、日本人のまとまりを阻害し、日本を弱体化させることが真の狙いなのではないでしょうか」

     まいどのことながら、この種のネトウヨ並みの妄想も大概にしてほしいが、ようするに、籠池氏の娘が安倍首相の息のかかった極右教育団体に関与している事実は、森友学園が安倍首相の極右人脈と完全に一体化していることの証左だろう。

     しかも、この集会には籠池氏の娘のほかにもう一人、見逃せない人物が参加を予定している。兵庫7区選出の自民党・山田賢司衆議院議員だ。山田議員は2012年の衆院選で安倍チルドレンとして初当選。14年8月に行われた自民党のヘイトスピーチ対策等に関する検討PT初会合では、こんなトンデモ&ヘイト発言で注目を浴びた。

    「国連に“チンコロ”しているのはどんな団体か。ネットで調べると、ほとんどが朝鮮総連など朝鮮系の団体だ」
    「右翼車両よりもむしろ左翼のほうがうるさい。取り締まりや、排除をすべきではないか」

     安倍首相のブレーンが実質的に仕切る集会に、籠池理事長の娘と安倍チルドレンが仲良く参加……。やはり、今回の国有地問題は、安倍首相が印象づけたいように「私たちはたまたま名前を利用されただけの被害者」という話ではありえないのである。

     森友学園問題で、安倍首相は尻尾切りと口封じに必死だが、騙されてはならない。安倍首相を個人崇拝し、ヘイトと軍国教育をぶちまける幼稚園の問題は、安倍首相の極右思想が実を結び、この国がグロテスクなファシズムに覆われていることの象徴的な“事件”である。安倍首相の極右教育ネットワークも含め、今後もこの問題を徹底追及していく必要がある。
    編集部

    (以上、2017.3.2付LITERAの記事より転載 了)

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